
コンピューター制御で刷版貼り込みと校正刷りを効率的に処理
本機は、コンピューター制御付のフレキソ刷版貼り込み校正機で刷版の貼り込み機能に加え、貼りこみ後の校正刷りが行えます。コンピューター制御のため精密でスピーディーな貼り込みが可能です。大版を使わずに、小版の多数枚(組版)の貼り込みも行え、版代を節約できます。オプションで、エアーマンドレルを使用しワンタッチでスリープ版胴の抜き差しが行えるタイプがあります。
- 2台のCCDカメラとTVモニターがあり、コンピューターに入力された貼り込みデータにもとづき、2台のカメラは自動で各々単独のサーボモーターにより版胴の幅方向に移動します。また、版胴は回転してともに所定の位置で停止します。
- 2台のカメラのTVモニターにはそれぞれクロスラインが表示され、刷版の2ヶ所のトンボマークと重ね合わせるだけで正確な貼込みが出来ます。
- 圧胴の校正刷り位置(版胴方向)への移動は、手動ハンドルにより左右同時に行えます。又、圧胴の移動距離はデジタル表示され、印圧調整が容易に出来ます。
- 版胴と圧胴はそれぞれ独自のサーボモーター駆動により同期回転し、正確な校正印刷が出来ます。
- 大きな1枚刷版を使わず多数枚の小さな刷版(組版)を貼り込むことにより、版代を節約できます。
- スリーブタイプの版胴に対応するため版胴軸受け部は、本機上でスリーブが着脱出来る様に版胴を片持ちにできる機能がついています。(オプション)
- 自動圧胴移動装置や固定用テーブルがオプションとしてつけられます。
■標準仕様
NT-9514K( )数字はNT-9512Kのもの | |
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版胴リピート長 | 300~980mm |
版胴面長 | 700~1400mm (700~1200) |
圧胴周長 | 1400mm(1200) |
※仕様は改良・改善のため、予告なく変更する場合があります。
- ※広範囲(プレプリント用大型機からラベル印刷用小型機まで)の仕様にお応えします
- ※CCDカメラか、サーボモーター(又は両方とも)のつかないマウンタープルーファーもあります。
- ※校正機能のないイージーマウンターもあります。

■操作手段
【版貼り】
- 版胴に両面テープを貼ります。スリーブ使用の場合はエアーマンドレルにスリーブを挿入して、スリーブに両面テープを貼ります。(スリーブ着脱式はオプション)
- パソコンに貼り込みデータを入力します。
- スイッチにより2台のCCDカメラ及び版胴が、貼り込み位置に自動的に移動します。
- TVモニターのクロスラインと刷版のトンボマークを重ね合わせ、位置合わせし、刷版を貼り込みます。
- 3.4の操作を繰返し、必要枚数の刷版を貼り込みます。
【校正刷り】
- 版胴を校正刷り位置に降下させます。
- 貼り込んだ刷版にインクを塗ります。
- デジタル表示を見ながら手動ハンドルにより圧胴を移動させ印圧調整を行います。(圧胴にはあらかじめ校正用の紙を貼っておきます。)
- 校正刷り運転を行います。

TVモニター上のクロスラインと
版のレジスターマーク