| 神庭裕里 北京滞在記 <第三回> |
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北京は春先でも毎日暑い日が続きます。北京には梅雨が無い為、日本では春にあたる季節でも既に夏がやってきたようで町の至る所でスイカを目にします。 さて、今回は中国での練習についてお話したいと思います。私が見学しているのは、学校内の代表チームと付属の中等学校のジュニアの練習、それから私が選手時代に練習に参加していた北京武術隊(プロの運動学校)の3箇所です。 代表チームには10代後半から20代前半の選手達が練習しており、やはりレベルは高いです。この中には長拳だけではなく、太極拳の選手もおります。太極拳の選手も長拳の選手と同じ量の基本功、跳躍、筋肉トレーニングをしているのには驚きました。 やはり中国の練習で驚くことは、基本功の練習量の多さです。中国の強さは基本功にあるとつくづく実感させられました。子供達の練習では月に何回かを柔軟練習だけに当てる日があり、約2時間近くひたすら柔軟だけをやっています。また、子供達の中には大人と同じレベルにまで達している選手もおり、日本のトップクラスと同じレベルです。 練習内容はほぼ大人と同じ練習量で、コーチからの要求も高く練習内容はとても厳しいです。また練習中の子供達の集中力は大人顔負けで、真剣そのものです。それから歩型練習を多くやっていることもあって、非常に足腰が強く安定感があります。 習慣化されている失敗箇所は徹底的に反復練習をさせられるので、套路中での失敗が少ないです。跳躍も子供なので高さはありませんが、形、スピードはほぼ完璧に近くやはり子供の頃から徹底して基本功を練習し、動作の修正を徹底して行うことがレベルアップにつながっていくと思います。 中国のコーチは子供達に対して「柔軟や基本功ができていないのに套路が出来るはずが無い!」と常に言っていました。当たり前のことだと自分自身でも分かっていましたが、今回中国での練習を見て、改めて基本功の重要性を認識しました。 中国では早い時期から子供達に器械を持たせますが、やはりそれは基本功が出来ているからやらせることが出来るのであり、ここでも基本功の重要性が上げられます。それから北京武術隊での練習については、やはりプロのチームだけあって、練習の厳しさは一番です。 ジュニアの練習ではコーチが何度も大声で怒鳴り上げている場面を目にします。中国では、ジュニアの選手達を2008年のオリンピックに照準を合わせいて練習しているので、既に今現在ある程度のレベルにまで達している中国の選手達を超える事は大変ですが、当協会のジュニアの人口が年々増え続けている中、是非協会からオリンピックの代表選手が出るよう、また武術普及のために私自身残された研修期間で多くの事を学んで帰りたいと思います。 |
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