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 第3回 ビデオ動画ファイルの種類
セミナー
前回はビデオCD、DVDの動画ファイルについてでしたが、その後現場のユーザーからコメントがありましたので、前回に引き続き動画ファイルについてお話することにします。
当社営業所の営業マンに販促ビデオの評判を聞きました。
すると、「映像の威力はすばらしく、我々の商品である“機械”を言葉で説明するよりも簡単に理解してもらえると言う利点があり有効だと感じています」 というコメントがありました。大変うれしい限りです。

そんな中、ビデオCDが再生できないというクレームがありました。次のような内容です。
「私が今会社で使用しているPC (私物持ち込み) はXPをインストールしていますがMpeg2は再生出来ません。(DVDドライブ無し) Winメディアプレーヤーをバージョン10にアップしても再生できませんでした。
CD−RのMpeg2が認識しませんでした。私のPCはDVDドライブが付いておりませんのでDVDは試しておりません。他の人のPC (CDドライブ) でも同じCD−RのMpeg2が認識しませんでした。(OSはWin98とXP)。Mpeg1のビデオファイルは再生OKです。以前自宅のPC(Win2000)でテストしたことがあり、DVD再生ソフトをインストールした場合、Mpeg2ファイルが再生出来ました。(再生ソフトにMpeg2コーデック *注1 有り)。私の自宅PCでは問題なく動作しておりました。営業所へ持ち込んだPCと比べるとスペックは上です。おそらく,エンコード (*注2) 時のビットレート (*注3) が高いと (ロースペックPCでは) 処理が追いつけないのでしょう」

と言うことは、OSの関係と言うよりもファイル形式に対応したコーデックがあるかどうかの問題という事になります。また、ビデオCDを制作する時、エンコードのビットレートが問題なのかもしれません。

参考資料 http://www.finalsoft.info/column/codec.htm

最近営業所に入ったPCはHP製。DVD(CD−R焼き対応)ドライブがついており、販促用ビデオCD−Rは、特に問題なく再生出来ました。(メディアプレーヤーでもDVD再生ソフトでも)
最近、営業所に配布したPC(HP製)に関しては、ビデオ再生も考えてDVD再生可能(あるいはMPEG2再生可能)の条件付きで購入。ハードディスクもそれなりに対応しているものを選んでいます。ところが、個人のPCについては、そのハードディスク性能までは分からないので、販促用に配布するビデオCDやDVDが再生不能になる場合もあります。ビデオファイルを再生させる環境は、PCメーカーや個々のPCによってもかなりバラつきがあるようです。OSの問題と言うより、購入時期による各メーカーのその時点でのPCに対する対応(ハードディスクやCPUの性能)で再生できたり、出来なかったりするようです。

テストを引き受けてくれる人がいて、次のようなCDドライブ付きのPCにDVD再生ソフトインストールテスト実施しました。
テスト機3台のスペックは以下です。
  @COMPAQ製(スリムタワー)(WinXP) 
    CPU:PentiumIII 598MHz、 HD:12.5BG、 メモリ:192MB
  A富士通製(ノート)(Win98SE)
    CPU:PentiumII 233MHz、 HD:4GB、 メモリ:64MB
  Bヒューレット・パッカード製(ノート)(WinXP)
    CPU:AthlonXP-M2200+ (実働518MHz)、 HD:40GB、 メモリ:320MB

この3台にインストールしMpeg2ファイルをテストした結果すべて再生出来ました。
スペック的に劣るAは動画がカクカクした動きですが何とか再生出来ました。
メディアプレーヤーでは早送り出来ない状態です。(WinMediaPlayer9に上げても同じ)
(PowerDVDの方が専用ソフトだけにまだきれいに再生。意外にもフリーズしませんでした)

@BのPCは特に問題無しです。
ビットレートを下げたMpeg2をAのPCで再生させるとうまく作動するかもしれません。
いずれにしてもMpeg2の再生にはDVD再生ソフト(Mpeg2用コーデック)が必要です。

上記の事から考えて、今後、営業所や客先へ配布するディスクは、次ぎのようにしたいと思います。
1.CD-R用ビデオは1本のみでMPEG1とMPEG2を併用(MPEG1はMPEG2で再生不可の時の予備用)
2.DVD-R用ビデオは数本をメニュー画面で編集したものでMPEG2

MPEG2の場合、エンコードする時、標準画質 (4Mbps) と高画質 (8Mbps) が選択可能ですが、DVDの再生では、エンコード時のビットレートが高いと (ロースペックPCでは) 処理が追いつけないようなので、標準画質 (4Mbps) にしておきます。

メディアをCDにする場合、ビデオファイル10分間の場合、MPEG1 (1.4Mbps) で大体100Mb,MPEG2(標準画質4Mbps)で300Mbなので、CD容量700Mbにビデオ1本が入りきる事が分かりました。

シーラー結束機 (小型汎用機) なら、各機種とも20-30秒で動作完結しますが、自動包装機になると数分かかるものもあり、その場合、機種が多ければ、大変な容量となってしまいます。これをどうクリアするかが今後の課題です。
CDにコーデックを入れて配布するというのもひとつの方法と思いますが、かなりのトラブルがあるようです。高画質にして低容量で有名なのがDivx (フリーソフト) があります。また、この他いろんな種類が出回っていますが、コーデックを入れすぎるとPCが調子悪くなった事例の報告がありますので、全容がわかるまでビデオファイルのみをCD-Rに入れて配布するようにします。各自それぞれのPCに合わせてDVD再生ソフトを入れて調整しておく事をお勧めしめす。

*注釈 
注1「コーデック」 ビデオファイルを圧縮/伸張(解凍)するプログラム
注2「エンコード」 ビデオファイルを圧縮すること
注3「ビットレート」 1秒間に伝送/通信されるビット列の総数の事。速度は「ビット/秒」(bps=bits per second)を単位として表す
 


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