私はこの前の10月にインドネシアに帰国しました。ひさびさの母国に到着して少し違和感を感じてしまいました。何故かというと到着日の一日前まで周りの人々はほとんど日本語で話をしていて、ジャカルタに着いたとたんいきなりインドネシア語が周囲に飛び回っていたからです。他人と話すときにも自分が
「はい」、「そうか」 などで返事しないように努力しなければなりませんでしたから、やはり慣れるまではちょっと大変でした。
そして帰国してまもなくバリ島での爆破事件が起こって驚きました。以前は 「どこどこの国で何かのテロ事件が起こった」 とよく聞きましたが、まさか自分の国でこんなことが起こるとは全く思ったことはありませんでした。もっというと自分はテロリスト集団の狙いは先進国であろうとずっと思っていましたが、今回のことで自分の考えは甘すぎると感じました。
インドネシア政府もテロに対する法律に関しては、この事件の前までとても弱いものでした。以前では 「この人を殺害するぞ」 、または 「この建物を爆破するぞ」
とかいう発言をする人でも、行動に出るまではその発言だけを証拠として逮捕できませんでした。しかしこの事件によって、インドネシア政府も自分の甘さに気付いてすぐさまこの法律を新しくして、そういう脅迫の発言を証拠としてその人を逮捕できるようになりました。またジャカルタでの警備も厳重になって大きなデパートやビルなど、人々が多く集まる場所の入り口で車両がチェックされてトランクの中身が調べられることになりました。 |
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しかしこれら全ては問題が起こってからの対策で、事件によってインドネシアの経済と政治は既に大きな打撃を受けてしまいました。バリ島はいわばインドネシアの金の卵を産む鶏で、観光から多額の利益をもたらしましたが、この事件以来観光客の数も著しく減ってしまって、国だけではなくバリ島の人々にとっても困難な状況でしょう。
今のインドネシアは経済危機から立ち上がろうとしている際に、更なる災難に遭ってまた転んでしまったようなものです。これからはどんなことが起こるかはわかるものではありませんが、もう一回立ち上がって、そしてこういうテロの行為に対して隙のない国として整う必要はあります。今回はインドネシア政府がはやく行動して決断したことに感心しました。これだったらまだ希望はあるだろうと思います。
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