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当社ではCSR行動規範五原則を社内報で特集を組み、2006年3月、工場も含めて全員に配布しております。2008年には、このCSRは国際規格ISO26000になるそうです。企業は社会に対して社会的責任の経営理念と企業人としてどう行動しなければならないかという行動規範を示さなければなりません。それで、この行動規範五原則を原案として、今社内では各部署のレベルで朝礼に取り入れたりして話し合いを続けています。社外のステークホルダーの皆様で、お気付きの点ありましたら、ご指摘下さい。 |
1912年4月16日に起きたタイタニック号の遭難事件は情報開示の問題を説明する上で分かりやすい例です。どんな事件かは、皆さん映画になっているので、ご存知かと思います。あの事件から、海運システムや法律が劇的に整備されていったのですが、タイタニックを所有していた船会社の社長は、この事故について法的制裁は一切受けていないのはご存知でしょうか? その社長は、航海日数の最短記録を作りたいという目的だけで、氷山が流れてくる危険な海域を全速力で航行させた。救命ボートは人数分乗せていなかった。おまけに、2等乗客以下には何が起こったかの情報開示すらしていなかった。それで真っ先に、自分だけ逃げてしまった。それでも、無罪です。法律ができるのは、いつも不測の事態が起きた後だという例です。 犠牲になった大部分は、船底に閉じ込められ逃げ遅れた乗客。おもにアメリカに移民する家族で、女性と子供の犠牲者が一番多かったというのが、悲劇です。そうした悲劇を何回も繰り返して、ほぼ100年経ちました。法律はいつも遅すぎる。それで法律で責任を問えない事でも、企業は社会に対して責任を負うべきだという考えが、このCSRです。 さて、この話には、後日談があります。この船会社はホワイトスターライン、社長の名前はイズメイと言いますが、事件当時、すでにホワイトスターラインは経営破綻していて、実質的経営者(親会社)は、別にいました。しかも、タイタニック号には姉妹船オリンピック号があり、その船はタイタニック号の処女航海以前に火災事故を起こして、再起不能状態。それがホワイトスターライン経営破綻の原因。ところが、タイタニック号の沈没による保険金で、損失補てんができた格好になりました。ひょっとしてタイタニック号は火災でもろくなったオリンピック号にすり替えられた?事故は実は大規模保険金詐欺?いろいろな噂がありました。そして、その事情を知っている関係者は、タイタニックといっしょに海に沈んでしまったか、あるいは、生還しても後で自殺(?)してしまった。もうこうなると、情報公開をやったかとどうかの問題ではなくなってしまいます。 タイタニック号が処女航海に出る前の不祥事がつい最近になっても、まだ新事実として出るところをみても、当時の企業の社会的責任は皆無に等しいというところです。また情報開示という概念も存在していなかったという事でしょう。 その後、タイタニックの事件から2年後に世界に何が起きたかというと、皆さん、お分かりかと思いますが、第1次世界大戦です。皆、タイタニックの事件なんか忘れてしまいました。ドイツ軍の潜水艦によって連合国の商船が多数沈められました。そうなると、船が安全に航海するためには、敵に爆弾を落す事だと短絡した考えを持つようになったのです。それで、兵器弾薬の売買で、誰が儲けたか?実はタイタニックの事件でいろいろな噂の渦中にあったホワイトスターラインの親会社なのです。情報開示がされないと非常に恐ろしい気がします。 |
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