海外便り 2003年8月 メニューへ |
|
| 「アムステルダム無宿」 オランダ住宅事情 | |
| EU中住宅事情は最悪と言われるアムステルダムでさえ、日本から見るとこちらの住宅は広く感じるらしく、「こんな広い家に住んでいて贅沢だ」と本社からは言われる。そう言われるのが嫌なので、なるべく狭い家を捜そうと思った。しかし、ここでは物件自体が驚くほど少ない。日本の感覚でいうワンルームのアパートなどない。かわりに、最悪な住宅事情を少しでも改善する奇策、ハウスボートがある。これを日本流に水上生活者の住宅と考えてはいけない。住人は、芸術家、インテリ層中心の第1級市民。銀行や商社が集中するアムステルダムの一等地(運河)に、市役所の許可を取り、地代(係留権料)を払い、ガス、上下水道、電気を引き込んで住んでいる。いきなりここへ来た外国人の筆者には「高値の花」なのだ。 しかたないので、日本人が出入りする居酒屋の掲示板に“一部屋貸し”の広告が出ていたので、電話したら、日本人が好みらしい “怖いお兄さん”が出て「いっしょにシェアしようぜ!」と言われ、怖くなって、こちらから電話をプチッと切った。 そんな時、日本人駐在員が帰国すると聞き、その人に頼んで大家を紹介してもらい、何とかその空き部屋にもぐり込むことが出来た。市役所に行き、住民票の申請を出した。ところが、アパートの賃貸契約書がないといって申請受理を拒否された。「市内に住みたい人が順番待ちをしているのだから、ちゃんと手続きを踏んで出直して来い」という。大家さんに契約書(不動産屋を介さず自分で書くのが常識)のサインをもらい再び市役所へ出直した。ところが、今度は「家賃が安すぎる」とクレームがついた。 |
やっと手にした新しいアパート、しかし、まだまだ難関があった。引越し荷物を抱えてエレベーターに乗った。そこには、ひとりの女性が乗り合わせていた。このひと、アーノルドシュワルツネカーが女装したようなオバサンで、こちらを睨んでいる。 冬は寒いが、暖房には北海で産出される天然ガスを使うので暖房費は格安、しかも、クリーン。 やっと落ち着いた矢先、日本から待望の増員が来るという知らせがあった。さて彼の家がない。さあ困った。又ひとり、善良なるオランダ市民になる為の修行が始まった。 |
| 〒110-0015 東京都台東区東上野6-4-14 pbr@newlong.com |
| 営業部Tel:03-3843-7311 広報Tel:03-3843-7314 総務部Tel:03-3843-7313 |